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集客方法にはどんなアイデアがあるのか知りたいですよね?この記事では実践的なアイデアを複数紹介します。もちろん、それぞれの内容が全ての人に当てはまるわけではありませんので、参考材料やヒントとしてください。
ネットを使った集客方法のアイデア


集客をする上で、ネットの活用は重要です。まずはネットを使った集客方法のアイデアとして以下を紹介します。
- たった1人に手紙を書くようなLPを作る
- 常連さんを主人公としたブログを作る
- SNSを日常会話レベルで活用する
たった1人に手紙を書くようなLPを作る
LP(ランディングページ)は、チラシのような1枚もののホームページで、原則1商品(サービス)に1ページ作成します。
複数商材を同時に紹介するよりも、1商品(サービス)だけを紹介することで、閲覧者に刺さりやすいという特徴があります。
逆にいうと、閲覧者が誰なのかがぼやけていると、刺さりにくくなってしまいますので、閲覧者が誰なのか、ターゲットをしっかり設定しましょう。
そして、特定の1人を想定してLPを作れば、狙っているターゲットにより刺さりやすくなります。1人に手紙を書くことを意識してLPを作ると良いでしょう。
常連さんを主人公としたブログを作る
常連さんを主人公としたブログもおすすめです。ブログを更新する際、つい自社商品やサービス、自社のスタッフなど、「自分のこと」を発信しがちですが、常連さんを主人公にすることで効果的かつ親しみのある広報となります。
顧客は自分を特別視して欲しいというニーズを持っていますので、ブログで紹介されると喜ばれるのです。
それを見た人も、どういう人が顧客なのか、事業者と顧客の関わり合いはどうなのかなど、雰囲気が分かりますので、安心してもらいやすくなります。
SNSを日常会話レベルで活用する
SNSの活用法はさまざまですが、堅苦しく杓子定規な投稿よりも、親しみあるやり取りが良い場合もあります。
顧客と日常会話しているようなレベルに落とし込んだ運用もアリですよ。具体的には以下の方法があります。
仕事以外の投稿
SNSでは、仕事に関係する投稿も良いのですが、たまには仕事以外の投稿もおすすめです。プライベートの様子を垣間見せることで、親しみを持ってもらいやすいです。
投稿を見た人も世間話的に反応しやすいため、フォロワーとコミュニケーションを図りやすくなります。
自虐ネタ
自虐ネタもおすすめです。「発注ミスして大量仕入れしてしまった」「他社サービスに負けてるから改善しよう」「朝起きたら寝癖がすごかった」など、深刻ではない自虐が良いでしょう。
自虐は見ている人を誰も傷つけず、場合によっては応援したい気持ちになってもらえます。ファンを増やすテクニックの一つとして知っておくと良いでしょう。
面白い投稿
自虐にも通じることではありますが、ユーモラスな投稿もおすすめです。見た人がぷっと笑えるような投稿は、人を少しだけ幸せにしてくれます。
閲覧者のリピート性が増すほか、警戒心を緩めてくれる効果もありますので、日常で遭遇したちょっと面白いネタやエピソードを投稿すると良いでしょう。
オフライン集客方法のアイデア


オフライン集客もアイデア次第で多くの顧客を集められます。数ある中からいくつかおすすめを紹介しますので、参考にしてください。
- 捨てられにくいチラシを作る
- 無料特典をつける
- 保証をつける
捨てられにくいチラシを作る
捨てられにくいチラシを作ると、集客効果があがります。せっかく作ったチラシも、すぐに捨てられてしまうと無駄となります。しかし、少しでも長く保有してもらえれば、そのチラシから集客につながる確率があがります。
捨てられにくいチラシとしておすすめなのは、クーポンを付けることです。特にお金のデザインをモチーフにすると、捨てられにくくなります。
人間はお金を捨てることにマイナス感情が働きますので、何となく捨てにくいのです。ただし、お金をそのまま印刷するのは違法みなされる可能性がありますので、あくまでもお金をモチーフとしたオリジナルのデザインにしましょう。
無料特典をつける
無料特典もおすすめです。人は無料に弱いため、無料特典で客寄せをするのです。デパ地下の試食が長年続けられているのも、無料特典での誘客として効果的だからです。
人間心理には返報性の原理というものがあり、誰かに何かを提供されると、返したくなります。無料特典で提供すれば、購入という形で返したくなりますので、上手に無料を活用しましょう。
保証をつける
保証をつけることで、他との差別化を図ることもできます。本来、商品サービスそのもので差別化を図れるのがベストなのですが、どうしても差別化が図れないこともあるでしょう。
たとえば、最初は差別化できていたとしても、競合に真似されることもあります。そんな時には、保証を付けることで、顧客の安心を図りましょう。
長期保証、アフターケアの保証、返品保証など、無理のない範囲で検討すると良いでしょう。
ユニークなサービスのアイデアが集客の肝


集客で大事なことは、アイデアを練ってしっかりと差別化を図ることです。差別化ができていると露出しやすいほか、リピーターが浮気しにくくなります。ここでは差別化をテーマとして以下内容をお伝えします。
- ナンバーワンのサービスを作る
- オンリーワンのサービスを作る
- 限定のサービスを作る
ナンバーワンのサービスを作る
差別化を図る際には、ナンバーワンのサービスを作りましょう。ナンバーワンと聞くと、ハードルが高いと感じる人が多いのですが、実はそれほど難しくありません。
確かに日本一を目指すとハードルは高くなりますが、限定した条件で一番を目指せば良いのです。
「地№1」「業務用〇〇で最安値」「今シーズンの最高品質」など、作りやすい条件の中でナンバーワンを設定しましょう。
オンリーワンのサービスを作る
オンリーワンのサービスもおすすめです。他所がやっていないオリジナルサービスを考えましょう。
「この地域で当社だけの〇〇サービス」「ここでしか見れない〇〇プラン」「他では味わえない〇〇料理」など、思いつくアイデアを形にしてください。
オンリーワンのサービスを検討する時のコツは、ブレストをすることです。つまり、実現可能性は一旦無視して、思いつくままリストアップしてみると良いでしょう。
リストアップしたものの中から選択したり、複数の内容を組み合わせたりすることで、オンリーワンのサービスが見つけやすくなります。
限定のサービスを作る
限定サービスも集客に効果があります。限定サービスは話題性を生みやすいほか、該当する人が自分事だと思いやすいです。
「9月産まれの方限定の〇〇サービス」「〇〇地域在住者限定のスペシャル〇〇メニュー」「名字が鈴木さん限定の〇〇ツアー」など、限定することでクリエイティブなサービスが作れます。
宣伝方法・広報を工夫すれば集客アップにつながる


先述の内容で差別化が図れたら、そのサービスを上手に宣伝・広報しましょう。ここでは、宣伝方法の工夫について以下を紹介します。
- メディアにネタを提供
- フリーペーパーとタイアップ
- コラボで相乗効果
メディアにネタを提供
メディアはネタを探しています。たとえばテレビなどではリサーチャーという人たちがネットをくまなくしらべ、ネタになる内容を常にチェックしているのです。
そのため、こちらからネタを提供すれば、喜んでもらえることも多いです。季節性や地域性、ニュース性があるネタはメディアに取り上げられやすいので、差別化が図れているサービスはぴったりです。
オリジナルのサービスができたら、テレビや新聞、ラジオなどの公式サイトから連絡してみましょう。複数メディアに一斉配信するプレスリリースもおすすめです。
フリーペーパーとタイアップ
フリーペーパーへの掲載も検討しましょう。フリーペーパーに情報提供をして取り上げてもらうのも良いですが、何かタイアップ企画ができればしめたものです。
フリーペーパーも読者に喜ばれる企画は歓迎ですので、発行元に相談すると良いでしょう。
コラボで相乗効果
他の事業者や団体とのコラボ企画もおすすめです。コラボすることで相手側の顧客にこちらの事業を知ってもらうことができます。
コラボ企画自体で利益を得ながらPRができるので、目的や利害が一致するところとコラボして、広報や宣伝の相乗効果を狙いましょう。
まとめ
集客方法はアイデア次第です。画一的なマーケティングを学んだとしても、その中に必ずオリジナル性が必要となります。そのオリジナルな部分が事業の成否を決めると言っても過言ではないため、ぜひ知恵をしぼってください。ここで紹介した内容がその材料になれば幸いです。

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